国際ケーブル・シップ(KCS)は、昭和39年に竣工した世界初の太平洋横断ケーブル(TPC-1)を皮切りに現在までアジア太平洋域に敷設された殆どの国際海底ケーブルの保守に従事しており、域内の包括保守契約である横浜ゾーン保守の協定締結当初より、専用保守船の運航者として安定した国際通信の維持に貢献してきております。
現在は、弊社のケーブル船KDDIオーシャンリンク(KOL)と共に、韓国と中国にそれぞれ1隻のケーブル船が横浜ゾーンの第2船として半年交代で保守に従事していますが、通年でゾーンの保守を行なっているのは唯一弊社のケーブル船KOLのみとなっています。
協力体制
横浜ゾーン保守においては、横浜ゾーンの保守を共同で行なっている韓国のKT Submarine社また中国のSBSS社のケーブル船と相互にバックアップするなど協力体制を維持しています。また横浜ゾーン船であるKOLが万一使用不能となった場合はPIOCMA(Pacific and Indian Ocean Cable Maintenance Agreement)と呼ばれる協定より保守ゾーン間の相互援助が可能となる体制があります。